開催日時:2024 年 7 月 21 日 (日)
午後 20 時 45 分〜 仮配信
午後 21 時 00 分〜 本配信
なお配信時間は 60 分を予定しております.
第3回(JJCLIP_#129)は6/29に居酒屋配信しました(案内は欠番です)
身体症状が複数ある患者に丁寧な医療面談を行うと、その症状が改善するのでしょうか?
【お題論文】
Burton C, Mooney C, Sutton L, et al.
Effectiveness of a symptom-clinic intervention delivered by general practitioners with an extended role for people with multiple and persistent physical symptoms in England: the Multiple Symptoms Study 3 pragmatic, multicentre, parallel-group, individually randomised controlled trial.
Lancet. 2024;403(10444):2619-2629.
PMID: 38879261
令和 6 年度第 4 回目の薬剤師のジャーナルクラブです(JJCLIP).
注:第3回(JJCLIP_#129)は6/29に居酒屋配信しました(案内および番号は欠番です).
今回の抄読会では,複数かつ持続する身体症状を持つ人々に対する新しい介入法についての重要な研究を取り上げます.
この研究は,英国における108の一般診療所で実施され,複数かつ持続する身体症状を持つ患者に対する「臨床的介入(symptom-clinic intervention)」の効果を評価したものです。
臨床的介入とは,
・詳細な臨床歴の聴取
・患者(被験者)の症状への理解を促すこと
・症状に対する合理的な説明
・症状管理の支援
を目的とした診療方法です.
研究の結果、臨床的介入を受けたグループは,通常ケアのみを受けたグループに比べて有意に症状が改善されていることが示されました.また,介入による有害事象のリスクは増加していないことも確認されました.
詳細は当日皆さんで論文を読み解きつつ,その活用方法を吟味してみましょう.
配信中のコメントも随時台募集中でございます.
皆さま奮って,けれどもどうぞお気軽にご参加ください.
薬剤師のジャーナルクラブ(Japanese Journal Club for Clinical Pharmacists:JJCLIP)とは, 当法人が運営する,EBMを実践するための学びの場を提供するSNSコミュニティです.
設立当初は薬剤師向けを意識した勉強会でしたが,現在は他職種,および一般の方々にも楽しく視聴できるよう配慮をしております.